退職代行ガーディアンは、スムーズに退職を進められると評判ですが、利用者の中には失敗事例も少なからずあります。
この記事では、退職代行ガーディアンの失敗事例から学び、失敗を避けるポイントを解説します。
失敗しないための具体的な対策を知りたい方や、これから退職代行サービスを利用しようと考えている方にとって、必見の内容となっています。
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・この記事を書いている僕は、15年以上の介護経験がある現役の介護士です。
・介護福祉士と福祉用具専門相談員の資格を持っています。
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Contents
退職代行ガーディアンとは?サービスの詳細と強み
退職代行ガーディアンは、労働者が会社との直接的なやり取りを避けて、スムーズに退職できるようサポートするサービスです。
専門のスタッフが退職希望者の代理人として会社と交渉を行い、すべての退職手続きを代行します。
そのため、上司や役員との不快なやり取りをすることなく、ストレスフリーで退職を進められます。
料金:一律24,800円(税込)
合同労働組合が運営
ガーディアンは東京都労働委員会に認証されている合同労働組合によって運営されています。
運営母体の労働組合は20年以上の実績があります。
そのため、退職手続きだけでなく、退職後の懲戒解雇や損害賠償請求といった問題に対しても、しっかりと対応するノウハウを持っています。
民間企業と労働組合の違い
民間企業の退職代行では、退職の意志を伝えるという行為のみ可能です。
これは使者に該当しますが、それ以外の交渉や請求は非弁行為となります。
非弁行為とは?
弁護士資格を持たない者が弁護士しかできない行為を有償で行うことで、違法となります。
しかし、労働組合が運営する退職代行ガーディアンであれば、団体交渉権が憲法で保障されているため、会社と強力に交渉できます。
なので、未払い残業代や有給休暇の消化などの賃金交渉も可能。これらの対応は、民間企業の退職代行ではできない部分で、ガーディアンの大きな強みです。
退職代行ガーディアンの失敗談:実際の事例から見るリスクとは?
つづいて、退職代行ガーディアンを利用した方の失敗談を紹介します。
失敗談といっても、「退職できなかった」ということではありません。ガーディアンを利用すれば、退職は確実にできます。
しかし、退職には退職そのもの以外にも、残業代の請求や有給休暇の消化、必要書類の請求などの手続きがあります。
これらの点での失敗談が見つかりました。
失敗談①残業代を請求できなかった
男性 Sさん
私の職場では、月120時間を超える残業が未払いでした。そのため、退職する際に残業代の請求もお願いしましたが、退職代行ガーディアンの担当者に断られてしまいました。理由は、事前に「残業代請求をしたい」と伝え忘れていたからです。
退職代行当日、無事に退職が決まったことで一安心しました。その後、第二の目的である「残業代請求」の手続きを依頼しましたが、担当者から「ヒアリングシートに記載のない内容は対応できません」と返答がありました。どうやら、ヒアリングシートの備考欄に「残業代請求の対応をお願いします」と記載しておく必要があったようです。
失敗談②会社都合で退職できなかった
男性 Sさん
勤務先でパワハラや長時間労働があったため、会社都合での退職になると思っていました。しかし、退職代行ガーディアンの担当者から「退職代行を利用する場合は、自分の意志で辞めることになるため、自己都合退職とみなされます」と言われてしまいました。
✓自己都合と会社都合では失業手当の支給日に影響あり
失業手当とは、「退職後に安定した生活を送り、仕事に就ける」ように支援をする制度です。
1年以上雇用保険に加入して被保険者していれば、原則誰でも貰うことができます。(※すぐに働いけないなど例外パターンあり)
自己都合退職→退職から約2か月
会社都合退職→退職から約1週間
つまり、自己都合退職の場合は、支給されるまで2か月ほど無収入になってしまいます。
失敗談③会社から数回電話がかかってきた
女性 Yさん
退職代行ガーディアンと連絡が取れず、スムーズにやり取りができないため、退職手続きが進まないと会社から何度か連絡がありました。退職代行サービスがどの程度会社とやり取りをしてくれるものなのかはわかりませんが、もっとスムーズに進めてほしいと思います。
参考:Google map
退職代行ガーディアンで失敗しないための必勝対策!
つづいて、失敗談を教訓に退職代行ガーディアンの利用で失敗しないための具体的な対策を解説します。
失敗談①「残業代を請求できなかった」への対策
残業代の請求や有給休暇の消化に関する手続きは、退職代行を利用する際によくある失敗の一つです。
このような失敗を避けるためには、退職代行サービスを依頼する前に担当者としっかり打ち合わせをしましょう。
自分の希望や要望をすべて伝えることが重要です。
また、ヒアリングシートにも要望をもれなく記載することが大切です。
ヒアリングシートの備考欄や自由記入欄に、「残業代請求を希望します」や「有給休暇の消化を希望します」といった具体的な要望をしっかりと書き込んでください。
これにより、ガーディアンの担当者があなたの希望を正確に把握し、必要な対応を取ることができます。
失敗談②「会社都合で退職できなかった」への対策
退職代行ガーディアンでは、会社都合での退職を交渉してもらうことができるのか、運営に確認しました。
その回答が下記になります。
退職代行での退職は自己都合退職になりますが、ハローワークへ証拠を持参して異議申し立てを行い認めれれば会社都合退職に変更ができる場合があります!
結論、退職代行ガーディアンでは、会社都合での交渉はしてもらえないとのことです。
✓会社側は会社都合の退職にしたくない
会社都合だと、助成金や補助金が受けられなくなるなど、会社側のデメリットが大きいのです。
そのため、会社都合の退職としたくないのが会社側の本音です。
しかし、退職代行ガーディアンの回答にもあるように、ハローワークに相談することで変更できる可能性があります。
離職票には「具体的事情記載欄」があり、事業主の記載欄と離職者の記載欄の2つがあります。
仮に事業主が「自己都合による退職」と記載していても、離職者は実際の退職理由を記入してハローワークに提出できます。
離職者と事業主の退職理由が異なる場合、ハローワークは事業主に事情を確認し、必要に応じて書類の提出を求めます。
その結果、ハローワークが事業主の記載に誤りがあると判断すれば、会社都合退職に変更されることがあるのです。
失敗談③「会社から数回電話がかかってきた」への対策
この失敗事例も退職代行サービスにはよくあります。
退職代行ガーディアンでは、職場や会社から退職者へ直接電話などをしないように伝えてくれますが、それでも会社から連絡が来る場合があります。
もし会社から電話がかかってきた場合は、すべて無視して大丈夫です。
ストレスを抱えないためにも、自分で対応せずに、すべて退職代行ガーディアンの担当者に任せましょう。
電話がかかってきたことを退職代行ガーディアンに報告すれば、適切にアドバイスがもらえます。
退職代行ガーディアンには高評価の口コミがたくさんある!
ここまで、退職代行ガーディアンの失敗事例を紹介してきた。
とはいえ、ガーディアンの口コミには、ほとんどが高評価の口コミばかりです。
女性 Yさん
迅速かつ正確に対応していただき、本当に感謝しています。LINEでの相談からヒアリングシートの記入、入金までが終わると、あとは退職代行をすべてお任せできました。ヒアリングシートに記入した希望通りに会社と交渉してくださるので、自分で会社と直接やり取りすることなく、無事に退職することができました。
初めての利用でしたが、こんなにスムーズに進むとは思わず、いい意味で驚きました。
参考:Google map
女性 Mさん
初めて利用させていただきましたが、支払い後はLINEで迅速に対応していただき、おかげで無事に退職することができました。退職について相談できる人もおらず、自分から切り出せる状況でもなかったため、精神的に参ってしまう前に対応しようと思い、利用を決めました。丁寧な対応で、とても好印象を持ちました。
参考:Google map
女性 Yさん
転職先で嫌がらせを受け、精神的に大きなダメージを受けたため退職を決意しましたが、自分では退職手続きを進めるのが難しいと感じ、退職代行ガーディアンさんに依頼しました。料金は一律24,800円で、納得のいく価格でした。迅速かつ丁寧に対応していただき、サービス内容も充実していて大満足です。退職手続きが完了した後も、3ヶ月間のフォローがあるので安心してお任せできました。精神的に追い詰められている方には特におすすめです。
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男性 Tさん
職場でいろいろな問題があり、退職したいと伝えても「契約を守ってください」と言われ続け、頻繁に電話がかかってくる状況で精神的に疲れ果てていました。しかし、即日退職させてもらったおかげで、精神的に楽になりました!本当にありがとうございます。
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男性 Hさん
数ある退職代行サービスの中で、労働組合法人が運営しているにもかかわらず、この価格で利用できるのは本当にありがたいです。別の有名な退職代行に相談した際には、長時間放置されたり、細かく質問したら怒られることもありました。そのため、こちらのサービスをぜひおすすめしたいです。
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女性 Nさん
退職代行を使わなければ辞められないようなブラックな社会福祉法人の特養で働いていたため、適応障害の診断も出ていました。それでも休みもほとんど取れない状況だったので、こちらの退職代行会社を利用して、無事にスムーズに退職することができて本当に感謝しています。退職後のフォローもきちんとしていただき、とても助かりました。
参考:Google map
男性 Tさん
会社の業績が悪化するにつれてパワハラやモラハラを受けるようになりましたが、こちらの退職代行に依頼して本当に正解でした。対応が迅速で、スムーズに退職手続きを進めていただけたことに驚いています。おかげで、悩みがなくなり、精神的にとても楽になりました。ありがとうございます。
参考:Google map
退職代行ガーディアンの利用手順を詳しく解説
つづいて、退職代行ガーディアンの利用手順を紹介します。
①LINEで相談
まずは、退職代行ガーディアンの公式サイトから、LINE登録をして相談します。
この時点では料金はかからないので、安心して相談してください。
相談内容が具体的でなくても大丈夫です。「会社を辞めたいと思っている」といった一言だけでも問題ありません。
担当者があなたの悩みを聞き出し、必要な手順を説明してくれます。
②依頼と料金の支払い
退職代行ガーディアンに相談した後、正式に依頼するかどうかを決めます。
依頼する場合、料金を支払います。
料金:一律24,800円
料金を支払う前にサービス内容を確認し、不明な点は質問して、不安を解消しておきましょう。
支払方法は、銀行振込、各種クレジットカード、QRコード決済が利用できます。
③担当者と打ち合わせ
入金の確認が取れたら、退職手続きを進めるために個人情報や職場の連絡先などを提供します。
担当者からヒヤリングシートが送られてくるので、それに答えればOKです。
有給消化や残業代の請求などの希望がある場合は、その旨の記載をお忘れなく!
次に、退職の電話をする日程や、職場に伝えて欲しい内容などについて打ち合わせを行います。
④退職代行が会社に連絡・退職手続き開始
打ち合わせが完了すれば、退職代行ガーディアンが会社に対して、あなたが退職する旨を電話で伝えます。
退職に必要な連絡をすべて代行してくれるため、あなたが直接会社とやりとりする必要はありません。
退職手続きが完了したら、すぐに連絡が来るので安心して待ちましょう。
⑤退職完了
無事に退職が完了したら、退職代行ガーディアンから連絡が来ます。
その後、あなたが行うべきことは、退職届と貸与品の郵送だけ。必要書類についても退職代行サービスが伝えてくれるので安心です。
離職票や社会保険資格喪失証明書、年金手帳などの必要書類は、通常、退職代行サービスが何も言わなくても後日郵送で送られるケースがほとんどです。
退職代行ガーディアンによくあるQ&A
最後に、退職代行ガーディアンによくあるQ&Aを紹介します。
まとめ:失敗事例から学び賢く活用しよう!
今回は、退職代行ガーディアンの失敗事例とその対策を紹介しました。
✓退職代行ガーディアンの失敗事例の再掲
✓失敗事例への対策
・退職以外の希望事項を事前に伝える
・ヒヤリングシートに希望事項を記載する
・会社からの連絡は無視する
退職代行ガーディアンを安全に利用するためには、これらのポイントを押さえておきましょう。
正しい情報と手順を踏むことで、スムーズでストレスのない退職を実現できます。
今回は以上になります。