介護職の退職金はいくらもらえるのか?気になりますよね。
退職金があることは知っていても、いくらもらえるのか、どうやったらもらえるのか知らない方も多いと思います。
僕は、最近12年働いた介護施設を退職して退職金をもらいました。
この記事では、12年働いた僕がもらった退職金を公開するだけでなく、退職金の計算方法やもらうためにするべきことなども解説していきます。
記事を読めば、介護職の退職金について詳しくなれます。
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Contents
介護施設の8割は退職金がもらえる
退職金は、企業を退職すると支給され、退職金制度がある企業ならもらうことができます。
退職金制度は、法律で決まっているわけではなく企業独自の制度であるため、退職金制度を導入している企業であれば、職種にかかわらず退職金が支給されます。
そして、介護施設の8割が退職金制度を導入しているので、ほとんどの介護職が退職金をもらえるはずです。
退職金制度を導入しているか確認する方法
働いている企業が退職金制度を導入しているか確認する方法は主に3つあります。
一つめは、就業規則を確認するです。
会社の就業規則には、必ず退職金について記載されています。
最も確かな情報なので、就業規則を確認することをおすすめします。
二つめは、給料明細を確認するです。
給料明細には、退職金の一部を職員が負担している場合があり、企業年金や退職給付金として毎月差し引かれていれば、退職金があることがわかります。
三つめは、同僚や人事部に確認するです。
就業規則に詳しい道隆や人事に聞いてみることでも退職金があるか確認できます。
上記の3つで退職金について確認できますが、一番確実なのは、就業規則を確認することです。
何年働けば退職金がもらえるのか?
何年目から、退職金がもらえるかは企業によって異なりますが、介護施設の6割は3年目から支給していることが多いです。続いて多いのが、5年目から支給する企業です。
ちなみに、僕の場合前職場の退職金の支給は3年目からでした。現職場は5年目から支給されます。
のちに詳しく解説しますが、退職金は勤続年数に比例し支給額が増額していきます。
退職金の仕組みについて
退職金制度には種類があり、主に「退職一時金制度」と「退職年金制度」の2種類です。
どちらかを取り入れているところもあれば、両方の制度を導入しているところもあります。
法人独自の退職金制度
独自の退職金制度を設けている場合の退職金は、積み立てされている内部留保などの資金から支払われることが一般的です。
退職時に法人から一括で支払われます。
法人独自の退職金制度の場合、給料明細には企業年金や退職給付金として毎月差し引かれいるはずです。
退職金共済制度
退職金共済制度とは、社外で積み立てた掛け金を、退職時に職員が退職金として受け取れる制度です。
そのため、退職金は、働いていた企業ではなく共済から支払われます。
介護施設のほとんどは「社会福祉施設職員等退職手当共済制度」か「中小企業退職金共済制度(中退共)」に加入しています。
社会福祉施設職員等退職手当共済制度は、社会福祉法人が経営する社会福祉施設で働く職員に退職金が支払われる共済制度で、全国の社会福祉法人の約9割が契約しています。
僕の前職場は、社会福祉法人だったのでこの共済から退職金が支給されました。
中小企業退職金共済制度(中退共)は、中小企業が加入できる共済制度です。
株式会社が母体の介護施設で働いている介護職は、ここから退職金が支給されるはずです。
介護職の退職金の計算方法
ここでは、退職金の計算方法について解説します。
とはいえ、退職金制度は企業によって計算方法が異なるので、参考程度に読んでください。
✓退職金の計算方法
基本給(1ヶ月)×勤続年数×支給率
例えは、基本給が150000円、勤続年数が10年、支給率が100%の場合
150000×10×1=150万円になります。
とはいえ、退職金はこんな単純なモノではなく、基本給も年々変わるし、加算や減算もあったり、自主退職、会社都合での退職によっても退職金はまるっきり変わってきます。
詳しく知りたい方は、職場の人事部に問い合わせみるといいと思います。
介護職の退職金の相場
つづいて、介護職の退職金の相場について、勤続年数ごとに紹介します。
ここで紹介する相場は、独立行政法人福祉医療機構から引用しています。
勤続年数 | 退職金(円) |
1年目 | 91,350 |
2年目 | 182,700 |
3年目 | 274,050 |
4年目 | 365,400 |
5年目 | 456,750 |
6年目 | 548,100 |
7年目 | 639,450 |
8年目 | 730,800 |
9年目 | 822,150 |
10年目 | 913,500 |
11年目 | 1,467,864 |
12年目 | 1,613,328 |
13年目 | 1,758,792 |
14年目 | 1,904,256 |
15年目 | 2,049,720 |
16年目 | 2,744,806 |
17年目 | 3,001,630 |
18年目 | 3,258,454 |
19年目 | 3,515,278 |
20年目 | 4,191,225 |
退職金は、勤続年数によって増額していきます。
勤続5年では、45万円ほどですが10年で90万、20年では400万以上にもなります。
結構もらえると思いませんか?僕は思いました。
退職金をもらえる時期ともらう方法
つづいて退職金がもらえる時期ともらうためにするべきことについて解説します。
退職金はいつもらえるのか?
退職金が振り込まれる時期は、企業によって異なりますが、概ね退職してから1ヶ月~2か月程度です。
僕の場合は、12月末で退職し、2月末に振り込まれました。
退職金の振込時期については、就業規則を確認すると「退職金は◯ヵ月以内に支払うものとする」などの記載があると思うので確認してみてください。
退職金に必要な手続き
退職金は、退職すればもらえるわけではなく、書面に振込口座や住所などの必要事項を記入する必要があります。
退職金の書類については、会社から支給されるはずなので退職日まえに記入し、提出すれば、あとは待っているだけで振込がされます。
退職金に税金はかかる?
結論から言うと、退職金には所得税と住民税の2種類が課税されます。
退職一時金として一度にまとまった金額を受け取る場合は、「退職所得」として扱われ、税負担を軽くするための所得控除が受けられるので、必要な手続きを確認しておきましょう。
毎月一定額を年金形式で受け取る場合は、国民年金や厚生年金と合算して計算され、「雑所得」として課税されます。
12年働いた僕が退職した際に支給された退職金を公開
最後に、社会福祉法人で12年働いた僕の退職金を公開します。
退職金は、1,699,632円でした。
多いですか?それとも少ないですか?
介護職の給料は安いので、もらえても数十万だろうとタカをくくっていたので、この金額をみて正直嬉しかったです。
まとめ
今回は、介護職の退職金の相場や計算方法などを紹介しました。
介護職の退職金は、勤続5年では、45万円ほどですが10年で90万、20年では400万以上にもなり、勤続年数が増えるごとに退職金も増加します。
12年働いた僕の退職金は、170万ほどでした。
この記事が介護職の退職金がについて知りたい方の一助となれたら幸いです。
今回は以上になります。