
そんな悩みにお答えします。
介護業界ではワンオペ夜勤は当たり前のようにあり、精神的にも肉体的にもワンオペ夜勤で疲弊している介護職は多いです。
僕も4年ほど、ワンオペ夜勤がした経験があり、ワンオペ夜勤の精神的ストレスを嫌というほど体感しました。
この記事では、介護業界のワンオペ夜勤の実態を解説するだけでなく、実体験をもとにワンオペ夜勤の過酷さを紹介します。
介護職を目指す方は知っておいて損のない記事になっています。
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介護業界のワンオペ夜勤の実態
介護業界には、3交代制の8時間夜勤と2交代制の16時間夜勤があります。
8時間夜勤は、22:00に出勤して翌日の7:00まで勤務で、夜間の見守りから起床介助がメインになります。
16時間夜勤は、16:00に出勤して翌日の10:00まで勤務で、夕食介助や就寝介助、夜間の見守り、起床介助、朝食介助まで働きます。
そして2交代制の16時間夜勤をとっている介護施設は全体の82%です。
半日以上という過酷な勤務のため、終盤はもうろうとして集中力がとぎれがちです。
8時間夜勤と16時間夜勤の仕事内容について詳しく解説した記事はこちらになります。
介護施設のワンオペ夜勤は、全体の7割にもなります。
そして、グループホームや小規模多機能型居宅介護、看護小規模多機能型居宅介護は全てワンオペです。
夜勤は月に4回以上が当たり前で、人欠になると夜勤の回数は7~8回になることもあります。
数年前に某牛丼チェーンでワンオペ夜勤が、過酷すぎると社会的問題になり、ワンオペ夜勤が廃止になりました。
しかし、介護業界では今でも7割がワンオペ夜勤を続けています。
#介護施設のワンオペ勤務をなくせ − 。ハッシュタグでこうしたスローガンを掲げるTwitterデモが拡散されたり、医労連が「夜勤は複数体制を原則とすべき」と訴えていますが、現状を変えることができていないのが実情です。
ワンオペ夜勤の過酷さを実体験をもとに語ります
冒頭でも言いましたが、僕はワンオペ夜勤を4年以上やっていました。
月に4回以上、人欠の時は6回~7回という月もありました。
ワンオペ夜勤の何が一番過酷かというと、すべて一人で対応しないといけない点です。
20人に利用者を22:00~翌朝7:00まで対応します。
急変が合ったり、忙しくなっても周りにサポートしてくれるスタッフはいないんです。
あるとき、遅番から利用者Aさんの様子がおかしいと申し送りがありました。
いつもどおり、夜勤勤務をしていて夜中の2時ごろ利用者Aさんからコールがなり訪室すると、左の口角が下がってるんです。
明らかに脳梗塞の症状、大ピンチです。そこから家族に連絡して救急車を呼んでとバタバタです。
終わった頃にはどっと疲れがたまっていました。
ほかにも失禁ラッシュなんかも最悪です。
この人も失禁、あの人も失禁。リネンに衣類交換、洗濯とあっという間に時間がすぎていきます。
その途中でもコールがなれば対応とめちゃくちゃ忙しい。
そんな大変な時でも一人で対応しないといけないんです。
とはいえ、ワンオペ夜勤が毎回過酷というわけではありません。
落ちついた夜勤なら、スマホをいじったり、本を読んだり、雑務をこなす時間もあります。
しかし、過酷な夜勤はワンオペ夜勤をやっている以上かならずきます。
介護業界のワンオペ夜勤がなくならない原因
7割以上の介護施設で行われているワンオペ夜勤はなくならないのか?
結論を言うと、なくなることはないと思います。
介護保険で報酬が決まっている介護業界において、夜勤の人員配置を手厚くするゆとりはないのが実情です。
また、離職率が高く職員も定着しないため、常に人手不足です。
そのため、夜勤に人員を回す余裕もなく、過酷な夜勤がイヤで辞めていく介護職も多くいます。
なので、介護業界でワンオペ夜勤がなくなることはないでしょう。
結論、夜勤のない日勤のみの仕事がおすすめ
ワンオペ夜勤は過酷です。
精神的にかなりキツイので自分が壊れてしますリスクもあるんです。
できるだけやらない方がいいと僕は思っています。
とはいえ、7割の介護施設がワンオペ夜勤なので2名体制の介護施設を探す方が大変です。
さらに、2名体制の介護施設でも人手不足になれば、ワンオペ夜勤をやらざるおえない時もくるでしょう。
なので、日勤帯のみの仕事を探すことをおすすめします。
介護業界には、デイサービスや訪問、居宅、福祉用具など日勤のみの仕事も多くあります。
そういった仕事に就く方が、健康的に精神的負担も少なく働けます。
まとめ
今回は、介護業界のワンオぺ夜勤の実態と実体験をもとにワンオぺ夜勤の過酷さを紹介しました。
繰り返しになりますが、助けてくれるスタッフもいなくて、1人ですべてをやらないといけないワンオぺ夜勤は過酷です。
精神的にも肉体的にもハードな仕事。
介護施設の7割がワンオぺ夜勤となっています。
なので、入所系施設での勤務を考えている方は、ワンオぺ夜勤という過酷なシフトがあることを知っておいてください。
この記事がワンオぺ夜勤をやったことがない方に役立てば幸いです。
今回は以上になります。