そんな悩みにお答えします。
転職活動を成功させるための最重要ポイントは面接です。
面接の出来次第で合否が決定します。
だからこそ介護面接は緊張するし、事前に準備できることがあれば最大限準備するべきです。
僕は、直近で介護転職しました。
聞かれるであろう質問に対して事前準備を行い、7社受けて5社から採用いただきました。
この記事では、介護面接でよく聞かれる質問を紹介するだけでなく、採用担当者に好印象がもたれる回答例も合わせて解説します。
記事を読めば、介護面接の対策ができます。
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なぜなら、マイナビ介護のアドバイザーは転職のプロです。
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僕も面接前にマイナビ介護のアドバイザーにアドバイスをもらって、自信をつけて面接にのぞむことができました。
✓この記事を書いている人
当サイト管理者
・この記事を書いている僕は、13年以上の介護経験がある現役の介護士です。
・直近で7社の面接を受けて、5社から採用していただきました。
・介護転職や履歴書・職務経歴書に関する書籍を20冊以上読破。
・Twitterもやってます。(@shinbloger)
✓本記事の監修
加瀬さん🏀セントケア新卒採用
・介護業界5年目、現在はセントケア・ホールディング株式会社の新卒採用やSNS運をされてます。
・年間350件以上、トータル1400件以上の介護面接を経験しています。
・加瀬さんのTwitter(@kase_jinji)
・セントケアのInstagram(sc_shinsotsu)
・セントケアのTikTok(sc_shinsotsu)
※記事中のエージェント等、他社を推奨するものではございません。
Contents
介護面接で鉄板で聞かれる5つの質問
最初に、介護面接で必ず聞かれる質問とその回答例を紹介します。
必ず聞かれるのでマストで事前準備していくべきです。
それでは、一つずつ解説します。
質問1 自己紹介してください
介護面接では、最初に「自己紹介してください」と言われます。
自己紹介では、自分の名前、年齢、学歴、職務経歴、資格やスキル、趣味や興味関心などを紹介するだけでなく、自分をより魅力的にアピールするために、自分が持っている強みや特徴をアピールすることも大切です。
長さは、1分~2分でまとめてましょう。
長々と話すのはコミュニケーション力が低いと判断されます。
僕の回答例を紹介します。
個人情報に関する部分は伏字とします。
「私の名前は◯◯です。今年◯◯歳です。◯◯大学で〇〇を専攻しました。今までに社会福祉法人〇〇で、介護職として8年、デイの相談員として働いた経験があります。また、介護福祉士や福祉用具専門相談員の資格を持っています。相手の立場で考えることを心がけていて、利用者様からは優しいと評判です。また、自分で考えて課題を解決するための行動力もあります。」
質問2 職務経験を教えてください。
介護面接では、職務経験も必ず聞かれる質問です。
質問の意図は「どんなスキルがあるか」「任せるポジションに必要なスキルがあるか」を確認するためです。
職務経歴で、自分がどのような経験を積んできたかをアピールしましょう。
職務経歴を紹介する際には、以下のような情報を含めるといいです。
・職種(介護士、介護福祉士、在宅介護サービスなど)
・勤務先(病院、介護施設、在宅介護サービスなど)
・勤務期間(◯◯年◯月から◯◯年◯月まで)
・担当した業務内容(身体介護、利用者様のモニタリング、施設の運営サポートなど)
・実績(介護職として8年、リーダーや主任の経験ありなど)
僕の回答例を紹介します。
「私は◯◯年◯月から◯◯年◯月まで、社会福祉法人〇〇で介護職として働きました。〇〇年からは、デイの相談員兼管理者として勤務しました。担当した業務内容は、利用者様の身体介護はもちろん、イベントの企画・開催、外務連携、営業、事業運営も経験しました。地域から信頼されるデイを作れて、稼働率も90%以上をキープしました。認知症デイの立ち上げも任されて、園芸療法や回想療法、音楽療法を取り入れたり、認知症の方が穏やかに過ごせる環境づくりに力を入れて、黒字化にも成功しました。デイでの相談員をすることで、事業運営、職員指導、相談業務などさまざまなスキルが身に付き、大いに成長できたと思っています。」
質問3 志望理由は?
介護面接では、志望理由も必ず聞かれる質問です。
質問の意図は「なぜ他者ではなく自社なのか」「働く意欲があるか」を確認する為です。
志望理由では「自分がその企業を選んだ具体的な理由」と「長く働く意思を伝える」ことを意識して話しましょう。
僕の回答例を紹介します。
「今までは、交流型デイの利用者様に楽しんでもらう、生活にメリハリをつけることに尽力してきました。その中で、転倒して骨折して在宅で暮らせなくなり施設へ入所した利用者様や徐々に歩けなくなっていく利用者様を見てきました。働いているうちに在宅生活を継続するためには、身体機能を維持することが大切だと気づきました。これからは、身体機能を維持・向上させるためのサポートする機能訓練型デイで経験をつんで、利用者様が長くそして元気に在宅で暮らせるようにサポートしたいと考えています。貴社を見学させていただいた時、スタッフの皆さんが立ち止まり笑顔で挨拶してくれて、利用者様に丁寧にトレーニング指導をしている姿に感銘して一緒に働きたいと思いました。今後のキャリアを貴社で積み上げて、貴社に最大限貢献するつもりです。」
志望企業のことを徹底的に調べて、具体的な理由を伝えることが大事です。
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質問4 退職理由は?
介護面接では、退職理由も必ず聞かれます。
質問の意図は「長く働いてくれるか」「同じように辞めないか」「入社してすぐ辞めないか」を確認する為です。
退職理由は、以下のような情報を含めるようにしましょう。
・退職した背景(転職、就職、留学など)
・退職した理由(キャリアアップ、新しい環境でのチャレンジ、自分自身の成長など)
僕の回答例を紹介します。
「今までは、交流型デイで8年間相談員兼管理者として働いてきました。これからは、機能訓練やリハビリについて勉強したいと思っています。機能訓練やリハビリをすることで、5年後、10年後も元気にあるけるように。そんなサポートができたらと思っています。現職でも、認知症において学びは多かったのですが、更なるステップアップのため、貴社で働きたいと思っています。
ホントの退職理由が「人間関係が悪い」「給料が安い」「夜勤が辛い」だとしても、そのまま伝えるのではなく「自分の能力を高めるため」「新たな挑戦をするため」「自分の経験を活かすため」など、ポジティブに変換して伝えるのが大切です。
採用担当者が納得しやすい退職理由の例を紹介します。
「前の会社の倒産のため」
「業務縮小により」
「引っ越しのため」
「親の介護のため」
などです。
質問5 逆質問はありますか?
逆質問とは、面接の最後に担当者から「何か質問はありますか?」と聞かれる質問です。
もし逆質問に対して「特にありません」と答えているなら非常にもったいないことをしています。
志望企業に対する熱量や思いという部分でマイナスポイントになってしまうからです。
おすすめの逆質問は、仕事に関する質問をすることです。
具体例を紹介します。
「シフト構成はどうなっていますか?」
「仕事内容はどういった内容ですか?」
「何か勉強しておくべきことはありますか?」
こういった逆質問ができると、志望意欲が高いとアピールできるのでおすすめです。
介護面接で専門性を問われる4つの質問
介護面接では、介護士としての専門的知識やスキルに加え、個人的な性格や考え方、介護に対する姿勢などが問われることがあります。
以下に、一般的に聞かれる質問の例を紹介します。
それでは一つずつ解説します。
質問6 介護をする上で大切だと思うことはありますか?
質問の意図は「介護に対する姿勢や考え方」が自社の理念とマッチしているかを確認する為です。
僕の回答例を紹介します。
「介護をする上で大切なことはいくつかあります。一つめは、介護に関する専門的な知識やスキルを身につけることです。利用者様が、自立して暮らせるようにサポートすることが大切です。そのためにも、介護に関する知識やスキルが必要です。二つめは、利用者様に対するリスペクトと尊敬の心を持つことです。利用者様を人生の先輩としてリスペクトの心を持つことで、よりよいケアができる思います。三つは、共感の姿勢を持つことです。利用者様は、病気や障害で不自由を抱えています。そんな方の気持ちによりそうことが介護職には必要だと思います。四つめは、チームワークを重視することです。介護は一人ではできない仕事で、チームが大切だからです。」
質問7 介護をする上で苦手なことはありますか?
質問の意図はそのままで「苦手なこと」を確認する為です。
僕の回答例を紹介します。
「介護をする上では、利用者様やそのご家族の苦しみを目の当たりにすることがあります。そんな時には辛いと感じてしまいます。」
質問8 介護をする上で、困難に直面した経験はありますか?どのように対処しましたか?
質問の意図は「困難事例に対しての対応力や解決力があるか」を確認する為です。
僕の回答例を紹介します。
「認知症の利用者様で、いつも尿失禁をする方がいました。どうにかトイレで排尿できるようにサポートしたいとユニット会議で話し合い、排泄周期表をつけて排泄のタイミングを把握して、トイレ誘導することにしました。その結果、リハパンが汚れることがほとんどなくなりました。」
質問9 介護をする上で、相手を理解することが重要だと思いますか?どのように相手を理解することができると思いますか?
質問の意図は「介護に必要な共感力があるか」を確認する為です。
僕の回答例を紹介します。
「もちろん重要です。介護をする上で、利用者様に共感の姿勢で接することは、利用者様が抱える不自由さを理解することにつながります。どのように理解するかは、相手の立場で考えることです。常に、相手の立場で考えることを意識して働いています。」
その他の介護面接で想定される8つの質問
つづいて、その他の介護面接で想定される質問を紹介します。
それでは一つずつ解説します。
質問10 今後のキャリアプランはどう考えていますか?
質問の意図は「将来のビジョンがあるか」「長く働いてくれるか」を確認する為です。
僕の回答例を紹介します。
「機能訓練デイを安定した事業運営ができるようなスキルや経験を身につけていくつもりです。」
質問11 長所や短所は?
質問の意図は「性格や特徴」」「任せる業務をこなせる人材か」を確認する為です。
僕の回答例を紹介します。
「長所は、協調性があることです。スタッフ一人一人の立場になって考え、円滑に業務が回るように配慮してきました。短所は、忙しい時に仕事が雑になってしまうことがありますが、そんな時こそ深呼吸をして丁寧な仕事を心がけるようにしています。」
質問12 趣味や特技は?
質問の意図は「人間性や性格」「入社後のコミュニケーションのキッカケづくり」だったりもします。
僕の回答例を紹介します。
「趣味は読書です。ビジネス本を好んで読んでいて自己啓発しています。」
質問13 夜勤はできますか?
介護業界では、夜勤ができる人は重宝されます。
だけど、できないならできないと正直に答えましょう。
僕の回答例を紹介します。
「できません。以前夜勤をやっていて身体を壊した経験があるのでやらないことにしています。」
質問14 いつから勤務できますか?
具体的に「〇月〇日から勤務できます。」と答えましょう。
質問15 これまでの年収と希望年収は?
年収は、生活に関わるので非常に重要です。
質問の意図は「希望する年収と提示できる年収に隔たりがないか」を確認するためです。
隔たりが大きいと「すぐに辞めてしまう」と判断され不採用になることもある重要な質問になります。
質問16 他に面接を受けている施設はありますか?
面接での印象をよくするために「受けていない」と嘘をつく必要はないです。
正直に「〇〇件受ける予定です」と伝えましょう。
質問17 最近の介護のニュースで気になったことはありますか?
質問の意図は「介護に関心があるか」「コミュニケーションのキッカケづくり」だったりします。
僕の回答例を紹介します。
「最近、介護施設での介護職の虐待に関するニュースが気になっています。なぜ虐待にいたるかを深掘りして、同じことが起きないように努めたいと思っています。」
僕が介護面接で聞かれた質問
つづいて、僕が介護面接で聞かれた質問の一覧を紹介します。
冒頭でも伝えましたが、僕は7社の介護施設の面接を受けました。
介護老人保健施設や有料老人ホームに併設のデイや単独のデイなどさまざまです。
介護面接で実際に質問された内容なので、参考になるかと思います。
・自己紹介をしてください。
・職務経験を教えてください。
・志望動機を教えてください。
・退職理由を教えてください。
・逆質問はありますか?
・今後のキャリアプランは?
・長所や短所を教えてください。
・趣味や特技を教えて下さい。
・夜勤はできますか?
・今までで頑張ったエピソードを教えてください。
・介護で大切にしていることを教えてください。
・いつから働けますか?
・他にも面接は受けていますか?
といった質問を受けました。
セントケアの採用担当である加瀬さんが介護面接で聞く質問
続いて、セントケア・ホールディング株式会社で新卒採用担当している加瀬さんが、介護面接で必ず聞いていた質問を紹介します。
※加瀬さんは現在新卒採用担当をメインとしており、今回紹介していただくのは前職で行っていた時の内容です
採用担当者が実際に面接で聞いていた内容なので、参考になるかと思います。
採用担当者が実際に介護面接で聞いている質問なので参考になるかと思います。
・介護(業界)のイメージは?
・自分の長所を介護現場でどう活かせると思いますか?
・転職理由は?
・今回の転職で叶えたいことは?
・当社の志望理由は?
・前職で培った経験は?
などの質問になります。
まとめ:経歴や実績よりも人柄
今回は、介護面接でよく聞かれる質問と回答例を紹介しました。
最後に、介護面接において最も重要なことを話します。
介護経験が長くて実績も十分な方でも、面接で不採用になってしまうこともあります。
その原因はいろいろありますが、一番は人柄です。
いくら経験がや実績があっても、不愛想で横柄な態度だと採用してもらえません。
なぜなら、そんな人と一緒に働きたいを思わいからです。
逆に経験や実績がなくても人柄が良ければ、8割採用してもらえます。
なので、面接において人柄はとても重要です。
良い人柄を演じるには、元気、やる気、笑顔です。
具体的に言うと、
・笑顔で挨拶する
・目を見て相槌をしっかりうつ
・ゆっくりと元気よく話す
このポイントを意識すればきっと採用してもらえます。
この記事が介護面接を控えている方の参考になれば幸いです。
今回は以上になります。