そんな悩みにお答えします。
介護業界は、未経験者、経験者問わず幅広く人材を募集しているため、求人も豊富です。
求人が豊富すぎるため、職場選びに悩んでいる求職者も多くいます。
仕事は、生活するうえで欠かせないものです。
そのため、職場選びに失敗すれば大きな痛手となります。
僕は2度の介護転職の経験があり、10社以上の施設を見学しました。
施設によって雰囲気や環境は全然違います。
この記事では、介護転職の職場選びでチェックすべきポイントを面接時や施設見学ごとに細かく紹介していきます。
記事を読めば、職場選びでチェックすべきポイントが分かり、希望にマッチした企業へ入職できるようになるはずです。
その結果、ストレスを軽減して介護職として長く働けるはずです。"
✓この記事を書いている人
Contents
職場選びが重要な理由
介護業界には、5万件以上の介護施設があります。
さらに、特別養護老人ホームや介護老人保健施設、有料老人ホームなどの入所施設だけでなく、デイサービスや訪問ヘルパーなどの在宅サービスなど、施設形態もさまざまです。
そのため、雰囲気や労働環境は施設によって特色があります。
職場は、自己分析をしたうえで、今後のキャリアプランも描いたうえで選ぶことが重要です。
なぜなら、職場選びに失敗して、やりがいをもって働けない職場だったら、人生がつまらないものになってしまうからです。
仕事は、1日8時間、休憩をいれれば9時間は職場で過ごします。
1週間だと、45時間ほどです。
人生の多くの時間を人は職場で過ごしています。
さらに、独身や単身の方であれば、職場以外の人としか話さない日も多くあるでしょう。
職場で過ごす時間が、「楽しくない」「やりがいがない」ものだったら人生は大損します。
また、間違ってブラック施設に入ってしまったら、肉体的にも精神的にもボロボロになってしまいます。
そういった意味でも職場選びは重要なポイントです。
ここからは、面接時や施設見学でチェックすべきポイントを紹介していきます。
面接でチェックすべきポイント
面接では、必ず逆質問の時間があります。
そういった時を利用して、施設の情報を収集しましょう。
面接時にチェックすべきポイントはこちらです。
自分の希望と照らし合わせて、この辺のポイントをチェックしましょう。
それでは補足が必要なポイントに絞って詳しく解説します。
入社日はいつか
「すぐ来てほしい」はかなり危険です。
人手不足で、現場が回っていない可能性があるからです。
休憩がとれなかったり、残業が多かったり、新人なのに指導を受けることができないなどのリスクがあります。
たまたま退職者が重なり、人手不足となっている場合もありますが、このフレーズを言われたら、要警戒すべきです。
勤務先や異動の有無
人手が足りていても求人を出している企業もあります。
それは、A施設ではなく、人手不足のB施設に職員を回すためだったり、良い人材がいれば確保したいという思いからです。
また、企業によっては多くの介護施設を保有しており、転勤があるケースもあります。
移動したくない方は、要チェックポイントです。
昇給昇格の実績
基本給や賞与、手当だけでなく、昇給昇格の実績まで確認しましょう。
・今いる職員さんの平均年収はいくらか?
・具体的な昇給昇格の基準はあるか?
・上限まで昇給した職員さんはいるのか?
こういった点を確認しておくことで、5年後、10年後の年収をイメージしやすくなります。
年間休日数
基本的に年間休日数は、108日の企業が多いです。
しかし、中には112日、120日といった企業もあります。
プライベートの時間を重要視したい方は、要チェックポイントです。
有給取得の実績
有給取得の実績を確認しましょう。
基本的に働き方改革で最低5日間は取得できます。
しかし、それ以上に有給がとれている企業であれば、働きやすい環境が整っている施設の可能性が高いです。
シフト表で忙しさを確認
これは、面接時に見せてもらうには難易度が高いかもしれませんが、聞いてみてもいいと思います。
・「夜勤→休み→早」になっているか?
・早→遅→早になっていないか?
シフトの組み方によって職員思いの施設かどうかが分かります。
また、シフト表を見れば、欠勤や残業、有給の取得実績などが細かくチェックできます。
福利厚生や取得実績
主な福利厚生は下記になります。
・保育手当
・資格手当
・住宅手当
・育休や産休
・相談窓口の有無
・社員優待の有無
・資格取得の支援制度
福利厚生の有無だけでなく、取得実績も確認しましょう。
あるだけで、取得実績がない企業は要注意です。
平均勤続年数と離職率
平均勤続年数が長い職場は、職員同士の関係性もよく働きやすい職場の可能性が高いです。
逆に、勤続年数が短かったり、離職率が高い職場は、常に人手不足で多忙な可能性があります。
職場の交流について
会社の飲み会やイベントの頻度、職員同士の交流があるか確認しましょう。
ここは人によって好みが分かれるポイントなので、自分にあった施設を選ぶべきです。
以上が面接時にチェックすべきポイントになります。
施設見学でチェックすべきポイント〜利用者編〜
介護転職する際は、必ず施設見学をしましょう。
施設見学をすることで、職場の雰囲気や勤務状況、求められる役割などが見えてきます。
納得できる転職をするためには、施設見学は重要です。
介護業界の面接では、施設見学がセットで行わることがほとんどです。
しかし、見学で何をみるべきか分からない方もいると思うので、僕の経験を踏まえておさえておくべきポイントを解説していきます。
まずは、利用者さんの様子からです。
利用者さんの様子を見ることで、サービスの質や接遇などが見えてきます。
この辺のポイントをチェックしてみてください。
利用者さんの様子からは、サービスの質や職員のレベルが見えてきます。
それでは一つずつ解説します。
身だしなみ
利用者さんの身だしなみを見ることで、その施設のサービスの質が見えてきます。
・利用者さんの髪型が乱れていないか
・衣服が汚れていないか
・パジャマで過ごしていないか
などをチェックしましょう。
身だしなみが乱れている施設は、人手不足で手が回っていないか、ケアの質が低いかのどちらかです。
表情
利用者さんに笑顔が多いかをチェックしましょう。
良い介護施設で生活している利用者さんは、笑顔が多いです。
利用さんの表情は、サービスの質を写す鏡のようなものです。
楽しく働きたい、やりがいを重要視する方は、要チェックポイントです。
困っている利用者の有無
明らかに困っている様子の利用者さんがいたり、片隅で放置されている利用さんがいる場合は、人手不足で回っていないか、サービスの質が悪い施設です。
施設見学でチェックすべきポイント〜職員編〜
つづいて、職員や管理者の見るべきポイントを解説していきます。
それでは、補足すべきポイントを詳しく解説していきます。
立ち止まり笑顔で挨拶しているか
立ち止まって笑顔で職員が挨拶してくれる施設は当たりです。
教育に力を入れていて、なおかつ教育を受ける時間のゆとりがあることを表しています。
たとえ、給料が安くても教育の行き届いた施設で働く方が、成長できるのでおすすめです。
表情は暗くないか
働いている職員がいきいきと働いている施設は、間違いなく良い施設です。
人間関係も良好で、やりがいを持てる職場であることを表しています。
接遇は大丈夫か
利用者さんのことを、あだ名や○○ちゃん、おじいちゃん、おばあちゃんと呼んでいないか、タメ口を使っていないかを確認しましょう。
接遇からは、施設の教育制度が整っているかが分かります。
たとえ、アットホームを売りにしている施設でも、良い施設は必ず敬語を使っています。
身だしなみは大丈夫か
職員の身だしなみをチェックしましょう。
・ピアスをつけていないか
・金髪に染めていないか
・ネックレスや指輪をしていないか
介護職はサービス業です。
身だしなみを整えることは大切です。
そういった指導が行き届いている施設は、サービスの質が高い施設です。
職員同士の連携はとれているか
職員同士のコミュニケーションがとれているかを確認しましょう。
連携がとれている施設は、職場の雰囲気もよく働きやすい職場です。
管理者の方針
介護施設は、施設長やホーム長に方針が色濃くでます。
管理者の方針に共感できるか、共に頑張りたいと思える人物像かは重要なポイントです。
施設見学でチェックすべきポイント〜環境編〜
つづいて、施設の環境において、見るべきポイントを解説していきます。
この辺をチェックすれば、利用者さんや職員を大切にしている施設かどうかが分かります。
それでは補足すべきポイントを詳しく解説していきます。
ゴミ箱や床
ゴミ箱がいっぱいで放置されていたり、床が汚れている、ゴミがある施設は注意が必要です。
人手不足で手が回っていないか、衛生面のリスクを軽視している施設です。
休憩室や仮眠室
休憩室や仮眠室からは、職員を大切にしている施設かどうかが分かります。
・個室になっているか
・ベッドはあるか
・エアコンはあるか
・休憩しやすい環境か
こういった点をチェックしましょう。
中には、休憩室がない施設もあります。
そういった施設は、職員の大切にしていない施設なので、転職すべきではありません。
尿臭や便臭
ここを見ると利用者さんを大切にしているかが分かります。
尿臭や便臭がある施設は、ケアが行き届いていない施設です。
トイレや浴室
設備が古いと職員の負担が増えます。
設備が整っているか、故障していないかをチェックしましょう。
・トイレは車椅子も入れるか
・トレイに手すりはあるか
・リフト浴はあるか
・シャワーキャリーはあるか
こういった点をチェックしましょう。
設備が故障している施設は、もしかしたら赤字経営で治せないのかもしれません。
換気口のホコリ
換気扇にホコリがたまっていない施設は、細かいところまで掃除が行き届いている施設で、あたりの可能性が高いです。
整理整頓
整理整頓されているかどうかは、働きやすさに直結します。
・必要な備品はすぐ手に取れる位置にあるか
・書類や備品は適切な場所にしまってあるか
こういった点をチェックしましょう。
水回りの清潔さ
水回りが汚れている施設は、掃除が行き届いていない施設です。
衛生的にもよくないので、要チェックポイントです。
施設見学をする時間帯は11:00〜12:00がおすすめ
施設見学をする時は、11:00〜12:00の時間帯がおすすめです。
この時間帯であれば、介助の様子や食事の様子が見学できます。
介護職であれば、日中でも時間を作れるはずなので、この時間を狙って日程調整をしましょう。
介護転職するなら転職エージェントに登録しよう
介護転職するなら、転職エージェントの利用がおすすめです。
転職エージェントは、求人紹介から面接対策、条件交渉まで、転職活動のあらゆる面でサポートしてくれます。
また、介護施設へも直接訪問して、施設の雰囲気や経営者の人柄を把握しているので、アドバイスをもらえば希望通りの施設へ入職できる確率があがります。
それではおすすめのエージェントを紹介します。
どのエージェントも登録は1分で完了します。
それでは、1社ずつ解説していきます。
きらケア:正社員、パート、派遣なんでもOK
きらケアは、公開求人だけで60000件以上の求人があり、非公開求人を合わせると100000万件以上と介護に特化した転職エージェントの中で、トップクラスの求人を持っています。
だから、きらケアに登録すれば豊富な選択肢の中から、希望にマッチした求人を選ぶことができます。
僕も利用させてもらいましたが、他社と比較しても求人の質はかなりいいですね。
アドバイザーも丁寧に対応してくれるので、介護転職するなら登録しておくべきエージェントです。
ちなみに、きらケアの口コミ紹介や利用の仕方まで解説した記事はこちらになります。
マイナビ介護:アドバイザーの質がいい
マイナビ介護は、「一人ひとりに寄り添える転職を」を理念に掲げており、マイナビ介護を運営するマイナビは、人材関連ビジネスを40年以上やっている経験豊富な転職エージェントです。
僕もお世話になりましたが、アドバイザーの方の言葉には説得力があります。
なので、質問しても納得できる回答をくれた印象が残っています。
たしかに、アドバイザーの質は高いです。
ちなみに、マイナビ介護の口コミ紹介や利用の仕方まで解説した記事はこちらになります。
かいご畑:介護派遣として働くならココ
かいご畑は、介護派遣に特化したエージェントで、未経験・無資格者でも働ける求人を多くもっています。
なので、介護士としてのキャリアをかいご畑でスタートするのもありです。
実際に、多くの方がかいご畑から介護士としてのキャリアをスタートして、スキルアップをしていってます。
上の2社に比べれ場求人数は少なめです。
しかし、首都圏であれば多くの求人がありました。
ちなみに、かいご畑の口コミ紹介や利用の仕方まで解説した記事はこちらになります。
さいごに
今回は、職場選びチェックすべきポイントを解説しました。
✓本記事のおさらい
ぶっちゃけて言うと、上記のすべての条件を満たす介護施設は存在しません。
介護転職する際は、ある程度妥協しないといけないことも理解しておいてください。
理想を追い求めすぎると、本来の目的である転職ができなくなってしまいます。
絶対に譲れないポイントに絞って職場選びをすることをおすすめします。
今回は以上になります。